機関誌「花みずき」

グループホーム花みずきとクリニックの連携

クリニック看護師 宮岡 直美

 グループホーム花みずきへは、週に1回クリニックより訪問看護に伺っています。3ユニット(1ユニット9名)あり1週目は「ふじ」2週目は「れんげ」3週目は「もえぎ」4週目は各ユニットで気になる方への訪問をしています。訪問の際、午前中にグループホームの各ユニットリーダーから、入居者の健康状態や以前からの状態変化など詳しい情報がクリニックへFAXされます。院長と担当看護師がチェックし、訪問時に必要な検査を準備します。例えば、「尿の回数が多い」と記載してあると、訪問して検尿を行い結果、膀胱炎があれば院長と連絡をとり、必要に応じ処方を検討しています。薬剤については、ぼうしや薬局(城南店)の薬剤師さんが毎週木曜日にグループホームを訪問し、入居者の薬剤管理をして下さっています。残薬状況や新しく始めた薬の効果なども施設長やユニットのスタッフに情報を聞き、クリニックへフィードバックされます。訪問時にはその情報も加味し、入居者の状態が把握しやすくなります。
 訪問時は各ユニットのリーダーに付き添ってもらって入居者の血圧や体温などを測り、必要な検査をしていきます。今まで訪問看護で困ったことは、血液検査や心電図の検査で安静にしている時間が長くなればなるほどスムーズに行かなかった事です。困ったときは、スタッフに声かけをしてもらいながら素早く安全に検査を行うようにしています。それでも、抵抗されて難しい場合は、後日改めて検査を行います。認知症の方は無理に検査を行うことによって、夜間の不穏などの症状出現に繋がることがしばしば見受けられるからです。利用者さんは認知症があっても全ての記憶がないわけではないので、気の合うスタッフからの声かけで検査ができたり、今まで激怒しておられたのに、一気に笑顔になられたりします。一喜一憂に、その時々で気分が変化し対応が難しい事が多くあります。
 花みずきでは、ADL(日常生活動作)が低下されている方もありますが、ほとんどの方が自立されています。入居されてから、がんを発症された方がありました。比較的症状が落ち着いていたのでご家族の希望もあり、グループホームで最期を看取らせて頂きました。スタッフとの連絡を密にして、呼吸困難時など緊急時の対応方法をスタッフに伝えて対応しました。
 緊急時は、施設長やスタッフから随時クリニックに電話連絡が入ります。必要に応じた対応をその都度行うことによって、入居者の方やご家族が安心されるよう対応しています。今後も入居者の健康管理のお手伝いができるよう、花みずきスタッフの皆さんとクリニックが連携をうまくとりながら、訪問看護に関わっていきたいと思います。