機関誌「花みずき」

外来と在宅をつなぐために看護師ができること

だいとうクリニック 看護師 延澤

 だいとうクリニックは開院して30年になりますが、H23年8月にだいとう循環器クリニックから名称変更し往診体制を強化したクリニックになりました。同時に訪問看護ステーションも開設し、訪問看護がより柔軟に対応できる体制となっています。現在医師2名、看護師10名、事務スタッフは事務長を含め5名で、外来、訪問診療、訪問看護に携わっています。

 これまでの30年間で772名のがん患者の看取りに関わってきましたが、最近では非がん患者の看取りが少しずつ増えています。
 それは、通院患者の高齢化に伴い、慢性疾患の悪化や老衰などで亡くなる方が増えてきているからです。現在、往診体制を強化したことで、素早い対応ができ、患者、家族の希望に添いやすい体制が取れるようになりました。
 また、少し遠方の方でも往診が可能になってきました。
 在宅療養が始まる形は個々に違います。この度H23年8月~訪問診療が始まった方のきっかけを調べてみました。大半はがん拠点病院等から紹介状を持ってこられた方が占めますが、少しずつ外来の通院患者も増えてきています。

 また、当院ではビタミンC療法を行うために来られた患者さんもおり、その方たちを含めると全体の1/4程が外来から在宅へ移行しています。
 在宅移行時の病名について調べてみました。ビタミンC療法の方を含めると、がん患者が半数以上を占めていますが、末期の心不全や腎不全、認知症など病名は様々です。往診開始の理由としては病状の悪化によりADLが低下し、通院が困難になった事が理由ですが、その中には脳梗塞を発症し通院が困難になったケースや、通院中がんを発病し病状が悪化したケース、老衰で静かに最期を迎えられたケース、がんと診断されたが治療は行わず、自然な形で最期を迎えられたケース、などがあります。

 往診が開始になった時の年齢です。
70代以上の方が3/4を占めていますが、30代、40代の方もいらっしゃいます。
若い方の中には、ビタミンC療法に思いをはせ、最期までがんと闘かわれた方もいらっしゃいました。