患者が主人公


 

第13回 播磨とともに歩むケアと医療を考える会

日   時 : 2007年2月24日(土)14:30〜16:30

テ ー マ : 「夫のかわりはおりまへん 〜寝たきり夫人の介護体験記〜」

講 演 者: 江村 利雄さん

場   所: イーグレ姫路 会場電話:079-289-3443

参加費 : 1000円






平成19年2月24日 イーグレ姫路 あいめっせホールで行われた講演会では、106名の方々が参加されました。

《報告》
● 82歳の江村氏、素人の介護者としての体験をありのままに語って下さいました。
・ 江村氏の“羅針盤”的存在であった奥さまが亡くなられてから、もうじき1周忌
・ 入院後、床ずれ・おむつをつける状態になり、平仮名さえ忘れて斑ぼけの症状が出始め、病室でもよくけんか。認知症の本を何冊も読み、半年悩んだ末、市長を辞職し在宅での介護を決意 → 未知の世界へ
・ 笑ったときは正常に戻るのだから、と“笑いの時間”を作った
・ たまには相手を持ち上げるなど、相手の目線と“適当に”合わせるため工夫を重ねた
・ ビールは欠かさず飲み、また好きなゴルフに行けるよう、家族と介護の当番制を組み、自分のストレス解消にも気を配った
・ 一番困ったのは、おむつの交換と痰の吸引であったが、ヘルパーの資格をとった高校生の孫や嫁に教えてもらったりしながら、いつしか自分もプロ並みになっていった
・ 有名になったので、人の目を気にせざるをえないこともあったが、策略を講じて解決

● 教訓
・ 元気な間に、夫婦で介護の練習をしておこう
・ どこかで手を抜くことも必要
・ 相手のプライドを傷つけないように
・ あきらめたらアカン
・ 人間なんだから、一人一人違う介護が必要。その経験をみんなで共有する心のゆとりと、前向きな気持ちを持とう

関西弁で流れるように話され、笑いに包まれた会場からは質問が幾つか出ました。それに対する答えの一つに、たとえ腹と口で違ったことを言っても、相手を立てて、かつ自分も気持ちよく過ごせるように、実験もしてみてください、とありました。実体験に基づいており、介護中の方も、いつかはそうなるという方も、参考になったのではないでしょうか。

《次回予告》:5月 日程、テーマ:未定

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