| 平成18年8月26日 姫路市民会館 中ホールで行われたシンポジウムでは、介護保険の利用者、介護サービス事業関係者、医療関係者など約80名の方々が参加されました。
テーマ : 《私が介護保険を使うとき》
住み慣れた町で元気に自分らしく暮すには、どうすればいいのでしょう。
介護保険を上手に利用するコツや、分からない点などの質問に対して、シンポジストのお二人が答える形で進んでいきました。
● 平成18年4月からの改正点
・ 介護予防サービスの開始
・ 地域包括支援センターの創設
・ 介護サービス事業者の情報公開など、サービスの質の向上
・ 保険料の見直し
● 介護度変更の申請は、簡単にできる?
→ 事情により、申請は可能。しかし一つの介護度を出すには、いろんな手続きが必要で、保険料が1万円以上かかっている。軽々しく申請すべきではないともいえよう。
● 意見書を書いてもらうために、代理人が主治医と面会してもいいのか?
→ うまく自分の意見を言えない人もいる。その場合には、ケアマネや家族が代理できる。
● 介護予防の筋力トレーニングの効果は、実際に上がっているのか?
→ まだデータが出てきていないので、実態は不明。しかし、その効果や報酬によっては今後、筋力トレーニング器具の購入を控える事業所があるだろう。
● ヘルパーさんに散歩の付き添いを求めたが、認められていないと断られた。介護予防では筋力アップが謳われているのに、散歩が認められないのは矛盾していないか?
→ 介護保険でカバーされるのは、あくまで“居宅”に関すること。それ以外の行為で認められているのは、金融機関や選挙権行使への付き添いくらい。カバーされる範囲を広げ、例えばペットの世話はどうかと考えると、本当に税金を使ってまで支援すべき社会的な行為かどうか疑問。とはいえ、うつ病や認知症の人にとって、散歩は有効。ジレンマである。
● ベッドの支給は、介護度2以上の場合に限定されるようになった。困る人もいるのでは?
→ 介護保険利用の抑制という流れからは、仕方がないのだろう。安価なベッドも売り出されるようになった。
以上は、当日のやりとりの一部ですが、予定時間を超過しても続きました。皆なんとなく不安を抱える制度ですが、意見を交換することで、不満を述べても仕方ないこと、改善できること、など少しは見えてきますね。同じような悩みや問題意識を共有する、貴重な場でした。当研究会では、1年に1度くらいのペースで介護保険について取り上げています。今後もこのような機会を設けていこうと思っています。
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