|
平成18年2月25日 イーグレ姫路 あいめっせホールで行われたシンポジウムでは、医療関係者や様々な会のメンバーの皆さんを始め、約180名の方々が参加されました。
《あなたが、いてくれる》いのちによりそうケアから学んだこと
内藤いづみさん(医師)
ふじ内科クリニック院長
http://www16.ocn.ne.jp/~f-clinic/
● ホスピス医療 = “生きたい”という意志を支える医療
● キーポイント
・ 笑いの存在
・ 患者さんは、一人の人間
・ 痛みをとる
・ 不適当な治療を避ける ← チームケアの必要性
・ 家族をもケア
● 幸せになるための10か条

クリニック看護師 宮岡 直美
“播磨とともに歩むケアと医療を考える会”に参加して、在宅ホスピス医である内藤いづみさんの講演に参加しました。その時、内藤さんの最新著書、「あなたが いてくれる」に出会いました。
次の日、研修へ出かける電車の中で本を読み始めました。本の中に自らが入ったように、本の虜となり、うなずきながら読んでいて、ふっと我に返ると、隣席のご老人が私のうなずきに興味ありそうに、本を覗き込んでおられました。“この本いい本ですよ!”と言いたかったのですが、表紙をチラつかせるだけに、留めました。
在宅ホスピスへの内藤さんの熱い想いや活動内容が十分に伝わってきました。
そして、内藤さんの育ってこられた環境やご家族とのエピソード等からも、とても暖かいものを感じました。
子育て中の私にとり、「第1章の 種をまく」がとても印象的でした。
子育ての中には様々な苦悩もありますが、子供の心の成長の芽を摘まぬよう育てていくのは難しく、つい芽を摘んでしまいがちです。年長の長男が「聞いて!聞いて!」とよく言います。料理の後片付け等しているものなら、「後でね。」と・・・。後で「さっきの何だった?」と聞くと、「もう忘れた。」と言われる事たびたびです。ひどい時には、「後でね。」と言った事も忘れてしまっています。反省の日々です。
内藤さんは、忙しい中でもお子さんとの関わりを大切にされています。良い看取りができるのも家庭円満で心の充電をされているからだと感じました。
そして、忙しい日々の中でも本も沢山読まれているようで、この本の中では様々な本の紹介もされています。
時に外来患者さんやスタッフから「これ、いい本よ。」と本を紹介して頂く事があります。忙しいと言わず、様々な本との出合いで、心に素適なエキスを贈りながら子育てや仕事を頑張ります!!
在宅ホスピスでの経験談や想いなどは、クリニックでの在宅の経験と重なりながら、読ませて頂きました。在宅療養の中で、医療従事者として、患者さんやご家族と向き合い、何を望みにされ、何を悩んでおられ、何が心配で何が不安なのか、どうして欲しいのか等、他のスタッフとの連携プレーの中で患者さんやご家族にとって、最善のケアが出来るように努めていきたいと再認識することができました。
この本は、活字が大きくどなたにでも読みやすいのも特徴で、内藤さんの優しさが伝わってきます。医療従事者は勿論、病んでおられる人や介護されているご家族が読まれても元気が沸いてくると思います。子育て奮闘中の方にもお薦めです。中学生くらいの子供さんにでも十分理解できると思います。 是非、読んでみて下さい。
小さなことでも喜びを感じ、日々感謝しつつ生きて行きたいと願っています。
|